チラシ配れず廃棄した市議、政活費62万円返還

 兵庫県宝塚市議会の若江賢士市議が、2015年度に支給された政務活動費(政活費)のうち広報費62万6346円を市に返還したことがわかった。

 市議は「市政報告のチラシを印刷し過ぎてしまい、配れなかった2万部以上を廃棄したため」と理由を説明。市議会は印刷や廃棄の状況を調査している。

 同市議によると、チラシは伊丹市内の印刷業者に7万5000部以上を発注。うち15年夏に4万部を作った際、1万部以上は自ら配布したが滞るようになった。翌年夏以降、業者から「倉庫で保管しているチラシを捨ててもいいか」と打診があり廃棄を頼んだという。今年1月に別の市議から「チラシは全て配ったか」などと指摘を受けた後、2月末、配布済み分の金額も含め返還したとしている。

 印刷に関して、領収書に業者の代表として記名がある男性は読売新聞の取材に、「2年以上前から知人に業務を任せており、現在の状況は知らない」と述べた。

 若江市議は「チラシを作って配ったのは事実だが、廃棄があったことを反省している。業者とは電話とメールでやりとりしたが、取引の履歴を記したメールなどは残ってない」と話した。

2017年03月21日 12時14分 Copyright © The Yomiuri Shimbun