再審請求中の西川正勝死刑囚ら2人、死刑を執行

  • 西川正勝死刑囚が逮捕されたマンション(1992年1月撮影、大阪市天王寺区で)
    西川正勝死刑囚が逮捕されたマンション(1992年1月撮影、大阪市天王寺区で)

 法務省は13日、兵庫、島根、京都など4府県で1991年から92年にかけ、スナックの女性経営者4人が殺害されるなどした「警察庁広域指定119号事件」で強盗殺人罪などに問われ、死刑が確定した西川正勝死刑囚(61)ら2人の刑を、同日午前に大阪、広島の両拘置所で執行したと発表した。

 関係者によると、西川死刑囚は再審請求中で、再審請求中の死刑囚の執行は極めて異例。

 死刑執行は昨年11月11日以来で、現安倍政権下では11度目(計19人)。金田法相の就任後は2度目となる。これにより、執行されていない収容中の死刑確定者は124人となった。

 西川死刑囚は、91年12月13日、兵庫県のスナックで、経営者の女性(当時45歳)を絞殺し、現金などを盗んだ。さらに同月28日にかけ、松江市や京都市で、いずれもスナックを経営する女性3人を殺害し現金を強奪するなどした。1審・大阪地裁は95年9月、「犯行は残虐、非道で矯正も期待できない」として死刑を言い渡し、2審・大阪高裁も2001年6月、1審判決を支持した。05年6月の最高裁判決で死刑が確定した。

 他に執行されたのは、岡山市で11年9月に派遣社員の女性(当時27歳)を殺害したなどとして強盗殺人罪などに問われ、死刑が確定した住田紘一死刑囚(34)。

 住田死刑囚は同年9月、岡山市北区の倉庫に元同僚の女性を連れ込んで所持金などを奪い、暴行を加えて殺害、遺体を遺棄した。岡山地裁の裁判員裁判で13年2月、被害者が1人の事件としては異例の死刑判決が言い渡され、弁護側が控訴したが、翌3月に取り下げ、確定していた。裁判員裁判で死刑判決を受けた死刑囚に対する執行は3人目。