「年100日面会」提案の夫敗訴確定…親権訴訟

 別居中の夫婦が長女(9)の親権を争った訴訟で、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は12日付の決定で、夫側の上告を退けた。

 妻と子供の面会交流を年間100日確保すると提案した夫に親権を認めた1審・千葉家裁松戸支部判決を変更し、長女と同居する妻を親権者とした2審・東京高裁判決が確定した。

 訴訟では、面会交流を認める日数を、妻は月1回、夫は年100日と提案。1審は夫の提案を評価して親権者とし、長女を実家に連れ帰った妻に引き渡しを命じた。より寛容な親を親権者とする欧米的な「フレンドリーペアレントルール」を適用した判断として注目された。一方、2審は「親権者を面会交流の意向だけで決めるのは相当ではなく、子の成育事情を総合考慮すべきだ」と指摘。妻の下で安定した生活を送る長女の利益を最優先し、1審と逆の結論を出した。