ロシア機への緊急発進、1・6倍に…4~6月

 防衛省は14日、領空侵犯の恐れがある軍用機などに対し、航空自衛隊の戦闘機が今年4~6月に緊急発進(スクランブル)した回数が前年同期より52回減り、計229回だったと発表した。

 中国機への発進が半減したためだが、情報収集機を中心としたロシア機への発進は1・6倍に増加。北朝鮮のミサイル発射に備えた日米の警戒監視態勢を偵察していた可能性があり、同省で意図を分析している。

 発表によると、発進の対象は、ロシア機が125回(前年同期比47回増)で最も多く、以下、中国機101回(同98回減)、国籍不明の航空機3回(同2回増)だった。ロシア機は4月、日本海や太平洋を長距離飛行するケースが目立った。当時、米国が原子力空母「カール・ビンソン」を朝鮮半島沖に向かわせるなど、緊張が急速に高まっていた。