無痛分娩、安全対策課題…産科医会が死亡例分析

 出産の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩ぶんべんを巡り、日本産婦人科医会が、過去に報告された妊産婦死亡271人を分析したところ、無痛分娩は14人で、この全例で陣痛促進剤が使われ、半数で赤ちゃんを器具で引っ張る処置が行われていたことがわかった。

 無痛分娩に伴いこうした医療処置が必要になれば命にかかわる大量出血のリスクも増すが、十分な対策もなく行われ死亡につながった可能性がある。

 同医会は2010年に妊産婦死亡の報告制度を創設。事例を検証し、毎年、対策を提言している。今年は無痛分娩も分析。4月に速報的に発表した緊急提言の際は13人とされたが、その後の精査で14人と判明した。

 死亡原因を見ると、麻酔ミスによる中毒が1人。羊水が血液中に入って大量出血などを引き起こす羊水塞栓10人、子宮破裂による大量出血2人、感染症1人。

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