「百日回峯行」を満行…金峯山寺の佐藤さん

  • 五條管長から百日回峯行の満行証を受け取る佐藤さん(右)(奈良県吉野町の金峯山寺蔵王堂で)
    五條管長から百日回峯行の満行証を受け取る佐藤さん(右)(奈良県吉野町の金峯山寺蔵王堂で)

 奈良県吉野町の金峯山寺の修行僧、佐藤良宥りょうゆうさん(22)が10日、同寺蔵王堂から天川村・山上ヶ岳(1719メートル)までの約24キロを100日間休まず歩く修験道の修行「百日回峯かいほう行」を満行した。戦後35人目という。

 佐藤さんは熊本県阿蘇市の自坊から2014年、金峯山寺の修行機関「吉野学林」に入った。

 百日回峯行は5月3日、山上ヶ岳にある大峯山寺の戸開式と同時に始まった。前半の50日は2日で1往復、後半50日は1日で1往復する荒行を終えた佐藤さんは、この日午後2時半頃、日焼けした姿で蔵王堂に到着。五條良知管長から「これからの人生や修行の糧にしていただきたい」とねぎらわれ、満行証を授与された。

 体重が15キロ減ったという佐藤さんは、家族らから祝福を受け「雨の日が少なく、天候に恵まれた。毎日多くの方からいただいた励ましの言葉が、原動力になった。これからも感謝の気持ちを忘れることなく、精進していきたい」と話していた。