女性宮司と容疑者の弟、宮司職を巡りトラブル

 死亡した富岡長子さん(58)は代々、富岡八幡宮の宮司を務める一家に生まれた。

 幼稚園から中学校まで一緒だったという同級生の会社員男性(57)は「子供の頃からリーダーシップがあって頭の回転の速い女性だった。宮司になってからは、足腰の弱い人たちも参拝できるよう境内に車道を整備するなど現代に合わせた八幡宮を目指していた」と振り返る。

 一方、弟の茂永容疑者(56)とは、宮司の職を巡ってトラブルになっていた。富岡八幡宮の神輿みこしの巡行を取り仕切る神輿総代の男性は今年8月、茂永容疑者から電話を受けた。

 茂永容疑者は泣きながら富岡さんの悪口を言うなど精神的に不安定な様子だったという。これを聞いた富岡さんは「ごめんなさいね」と謝っていた。男性は「宮司は氏子や街のことを一生懸命に考えてくれる人だった。八幡宮の運営がどうなってしまうのか心配だ」と話した。

2017年12月8日01:17 Copyright © The Yomiuri Shimbun