県立高教諭の4割、過労死ライン超える…富山

 富山県内の県立高校教諭の4割が昨年9月、過労死ラインとされる月80時間を超える時間外労働をしていたことが県教育委員会の実態調査でわかった。

 ひと月の時間外労働が200時間を超えた教諭もいた。背景には授業の準備や部活動の指導があるとみられ、県教委は各県立高校に部活動の「週休2日制」を求める通知を出し、改善を求めている。

 調査は昨年9、10月に校長と教頭を除く県立高校43校の教諭約1400人を対象にアンケート形式で実施した。

 調査結果によると、ひと月あたりの時間外労働が「80時間を超えた」と回答したのは、9月分は回答した1450人のうち548人(37・8%)に上った。10月分は1429人のうち302人(21・1%)だった。2か月でのべ850人が該当し、全体の29・5%を占めた。このうち「100時間超」と回答した教諭はのべ467人(16・2%)だった。

 最長は9月が218・8時間、10月が198・9時間で、いずれも部活動が主な理由だった。9月は部活動の秋季大会が多く、10月は2学期の中間試験期間にあたるため、差が出たという。

 教諭の長時間労働の実態が浮き彫りになったことを受け、県教委は昨年12月13日付で、全県立高校と特別支援学校、県内各市町村に対し、部活動については土曜日か日曜日のいずれか1日を含む「週2日以上」の休みをとるよう通知を出した。県教委が具体的な数字を挙げて通知を出すのは初めて。

 県教委教職員課の広島伸一課長は「(今回の調査では)決して少ないとは言えない数字が出たと考えている。実態を把握し、長時間労働の解消に努めていきたい」と述べた。

2018年1月10日08:17 Copyright © The Yomiuri Shimbun