不法滞在中国人雇い大規模農業、収益隠した夫婦

 茨城県警は9日、不法滞在の中国人らに農作業をさせて得た収益を他人名義の口座に隠したとして、中国から帰化した同県鉾田市梶山、農業秦拓真(37)、中国人妻の高明明(40)両被告(入管難民法違反で起訴)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑で再逮捕した。

 県警は、不法就労者を使って大規模農業を展開したとみて全容解明を急ぐ。

 発表によると、夫婦は2015年12月頃から17年6月頃、中国人の不法就労者を雇って栽培した農作物を同県行方なめがた市の青果卸売業者に販売。代金約4898万円を、計36回にわたって他人名義の口座に振り込ませ、犯罪収益を隠した疑い。2人とも容疑を否認している。青果卸売業者は取材に対し、「高被告から『親族の口座に振り込んで』と指示されていた」と証言した。捜査関係者によると、口座の所有者は中国人だが現在は所在不明。県警は資金の流れを裏付けた約500万円を、水戸地裁の没収保全命令を基に差し押さえた。残る約4300万円についても裏付け捜査を進める。

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2018年1月10日11:01 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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