カヌー選手の義父「大変なことをしでかした…」

 カヌー・スプリント男子日本代表の鈴木康大やすひろ選手(32)が大会中にライバル選手(25)の飲料に禁止薬物を混入させた問題。

 鈴木選手の義父で福島県二本松市の男性(55)が9日、報道陣の取材に応じた。

 鈴木選手は男性が社長を務める同市の機械部品製造販売会社に所属。同社が運営するスポーツクラブの社員として、子供たちの指導にも当たっていた。

 男性によると、男性は昨年12月、鈴木選手から「同僚選手に薬物を投与した」と打ち明けられた。「体が震えるような衝撃で、大変なことをしでかした」と思い、スポーツクラブを12月30日に解雇した。

 鈴木選手の妻もカヌー競技の元選手で、2008年8月の北京五輪カヌー女子カヤックフォア6位入賞。

 鈴木選手はいったん現役を引退したが、その後20年東京五輪への出場を目指して練習を再開していた。

 なかなか結果が出ないなか、男性に「どうしても勝ちたかった。東京五輪に出場したかった」と薬物混入に及んだ動機を説明した。混入させた薬物は「インターネットで購入した」と話しているという。

 男性は涙を拭きながら、「起こしてしまったことは許してもらえない。まじめに償っていくことが大事だ」と語った。

2018年1月10日10:25 Copyright © The Yomiuri Shimbun