前田宏元検事総長死去…リクルート事件捜査指揮

 元検事総長の前田宏(まえだ・ひろし)氏が2017年12月25日、老衰で死去した。

 91歳だった。近親者で密葬を済ませた。喪主は妻、正子さん。

 東京都出身。東大法学部を卒業後、1951年に検事任官し、法務省刑事局長や法務事務次官を歴任した。東京高検検事長時代には、ロッキード事件以来、10年ぶりに衆院議員を起訴した撚糸ねんし工連汚職事件や、平和相互銀行不正融資事件の捜査に携わった。

 88年3月から90年5月まで検事総長を務め、リクルート事件の捜査を指揮した。退任時の記者会見では、日航機墜落事故の不起訴理由を詳しく発表したことに触れ、「検察の仕事は分かりにくいので、できる限り、事実を説明した方がいい」と述べた。

2018年1月11日20:07 Copyright © The Yomiuri Shimbun