子供の成長願う「いわき絵のぼり」、絵付け佳境

  • 「いわき絵のぼり」の仕上げをする高橋謙一郎さん(左)、聡一郎さん親子(15日、福島県いわき市で)
    「いわき絵のぼり」の仕上げをする高橋謙一郎さん(左)、聡一郎さん親子(15日、福島県いわき市で)

 端午の節句を前に、江戸時代から伝わる縁起物「いわき絵のぼり」の絵付け作業が最盛期を迎えている。

 約100年の伝統を持つ福島県いわき市平正月町の「高橋工房」では15日、3代目の高橋謙一郎さん(71)、聡一郎さん(38)の親子が繊細な作業を重ね、鮮やかな色合いののぼり(縦4・5メートル、横0・72メートル)を生み出していた。

 絵のぼりは子供の健やかな成長を願うもの。絵柄は「川中島の合戦」や「金太郎・鯉の滝登り」など約10種類ある。初代から引き継いできた下絵をもとに、あくを抜いて薄いのりを塗った木綿に薄墨で形を描き、はけや筆で色を重ねるなど約1週間かけて完成させる。

 謙一郎さんは「子供たちが成長した時に絵のぼりを見て、家族に愛される幸せを感じてもらえればうれしい」と話していた。

2018年4月17日07:25 Copyright © The Yomiuri Shimbun