高校の教職員喫煙所、実は敷地内…指摘受け撤去

  • 明石商業高校が設けていた喫煙場所。敷地内(左側)に灰皿を置き、フェンスの外に長椅子を置いて喫煙できるようにしていた(明石市で)
    明石商業高校が設けていた喫煙場所。敷地内(左側)に灰皿を置き、フェンスの外に長椅子を置いて喫煙できるようにしていた(明石市で)

 兵庫県明石市立明石商業高校が教職員向けの喫煙場所を設け、市教委から敷地内を全面禁煙とする方針に反する可能性を指摘され、今月10日に撤去していたことがわかった。

 喫煙場所は学校を囲う金網の外だったが、厳密にはそこも学校の敷地内だったためで、同校は「問題のない場所だと思っていた」と釈明している。

 明石市立の学校は、2006年4月の市教委の通知で敷地内は全面禁煙となっている。同校は当初、教職員らに校門の外で吸わせていたが、内部から「学校前で吸っているのは印象が悪い」との声が上がり、16年秋に喫煙場所を設けた。

 喫煙場所は、敷地を囲う金網と市道の間のスペースにあり、金網に約10万円かけて扉を設置し、そこに休憩用の長椅子も設置。教職員らが放課後などに利用し、吸い殻は校内に置いた灰皿に捨てていたという。

 ところが今年3月に市議の一人が「厳密には敷地内なのでは」と指摘。市が調査したところ、学校の敷地は金網から約80センチ外側までで、喫煙場所のうち、扉を出てすぐの場所や長椅子の一部は敷地内にかかっていた。また校内に置かれた灰皿は、教室に煙が届く恐れがある状態だった。

 市教委から指摘を受けた同校は、灰皿や長椅子を撤去。現在、教職員がたばこを吸う際には、学校から出て校舎から十分離れた場所に行くよう求めており、橋本浩二教頭は「金網の外なら敷地外だろうと思い込んでいた。灰皿の校内設置など認識の甘い部分もあり、今後はきちんとしたい」と話している。(近藤修史)

2018年4月17日17:27 Copyright © The Yomiuri Shimbun