酔客に蹴られ頭部破損の地蔵、特殊樹脂で復活へ

  • 修復作業を終えた天神地蔵
    修復作業を終えた天神地蔵

 通行人に破壊された福岡市・天神の「天神地蔵」の修復作業が終わり、13日、管理していた町内会長の藤木敏一さん(68)のもとに戻った。

 藤木さんらは早ければ今月末にも、地蔵があった天神交差点の近くに再び設置する。

 地蔵は、暴走族の取り締まり中の事故で殉職した福岡県警中央署の男性巡査を慰霊しようと、関係者が渡辺通りと明治通りが交わる同交差点近くに設置。地域で親しまれていたが、4月11日、酒に酔った20歳代の男に蹴られ頭の部分が折れた。

 藤木さんは文化財の補修などを手がける業者に修復を依頼。特殊な樹脂を使って接合したため、当面は室内で保管し、雨風にさらしても問題ないと確認できれば設置するという。

 藤木さんは「修復した部分が目立っておらず、安心した。交通安全や地域安全の地蔵様として、早く元の場所に戻したい」と話している。

2018年5月16日08:20 Copyright © The Yomiuri Shimbun