公衆電話、小6半数「初めて触る」…使い方講座

 日本公衆電話会鹿児島支部は15日、鹿児島県姶良市の柁城だじょう小で、子どもたちに公衆電話の使い方を教える学習会を開いた。

 携帯電話の普及で台数は減っているが、災害時には災害用伝言ダイヤル(171)で安否確認ができるなどの利点もある。同会は「正しい使用法を覚え、緊急時に役立ててほしい」と呼びかけた。

 公衆電話を設置している商店の店主らでつくる同支部は、年5回ほど子ども向けの学習会を実施している。この日は4台を同小の体育館に設置し、電話のかけ方や、メッセージの録音・再生ができる災害用伝言ダイヤルの使い方などを説明した。

 参加した6年生76人のうち、半数が初めて公衆電話に触るとあって、受話器を上げる前に10円玉を投入したり、番号のボタンを押し間違えたりする姿もみられた。児童らは支部のメンバーに教わりながら、「私は無事です。安心してください」などとメッセージを録音していた。

 男児(11)は「公衆電話を使っている人をほとんど見たことがない。伝言ダイヤルはボタンを押すタイミングが難しかったけど、勉強になった」と振り返った。

 同支部の上村孝美事務局長は「公衆電話は、地震などの災害時には優先的に復旧するので、近くの設置場所を覚えておいてほしい」と話していた。

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 総務省はNTTに対し、公衆電話を市街地で500メートル四方に1台、それ以外の地域では1キロ四方に1台の設置を義務づけている。ただ、NTTは利益が見込めない公衆電話を次々と撤去しており、昨年3月末時点では全国に約16万1300台、鹿児島県内で約2900台と、10年前のおよそ半分になっている。

2018年5月16日18:11 Copyright © The Yomiuri Shimbun