居酒屋女店主、深夜張り込み…食材盗んだ男逮捕

 福島市中心部の飲食店街「ふくしま屋台村 こらんしょ横丁」の居酒屋の店舗外にあった冷蔵庫からコーラなど3点(1768円相当)を盗んだとして、福島署は16日、住居不定、無職の男(65)を窃盗容疑で逮捕した。

 逮捕のきっかけは、被害に遭った女性店主の執念だった。

 屋台村の居酒屋「あねさの小法師」の店主、岩橋香代子さん(60)は3月頃、冷蔵庫内のジュースや食材の肉などが度々消えていることに気づいた。冷蔵庫の鍵は店内に隠していたが、いつの間にかなくなっていた。

 震災後、屋台村は地元の人だけでなく、復興ボランティアや出張者などが集まる「福島の元気印」となった。岩橋さんは「震災後に頑張ってきた屋台村に悪評が立っては」と、今月から深夜の張り込みを始めた。

 そして16日午前4時頃、監視カメラのモニターに、パーカ姿の男が冷蔵庫の鍵を開けて物色する姿が映った。すぐに110番して男を追跡。30メートルほど距離をとりながら、携帯電話で警察に男の特徴や逃走経路を伝えた。午前4時25分頃、駆け付けた福島署員が男に任意同行を求め、署内で逮捕した。

 岩橋さんは「これからも安心して屋台村に足を運んでほしい」と呼びかけている。

2018年5月17日08:42 Copyright © The Yomiuri Shimbun