2018大学入試センター試験 英語(リスニング) 問題分析

ヨミウリ・オンラインの大学入試特集では、2018大学入試センター試験の問題、正解、分析を速報します。問題と正解は大学入試センター発表。分析は代々木ゼミナール。

総評と分析

問題形式・分量共に昨年度と大きな変更はなし。


日常会話やモノローグなど、幅広く英語の聴解力が問われている。難解な内容の問題はないが、発言や選択肢の意味をよく汲み取る必要がある。

問題分析

大問数 大問数は4で、昨年度と同じ。
設問数 設問数は25で、昨年度と同じ。
解答数 解答数は25で、昨年度と同じ。

問題量

  • 総語数は約1,720語で昨年度より70語程度増加した。

出題分野・出題内容

  • 例年通り、放送は2回流される。音声は聞き取りやすい。
  • 第1問が対話内容把握問題、第2問が対話完成問題、第3問A・Bが対話内容把握問題、第4問はAが1つのモノローグの内容把握問題で、Bは3名による長めの対話内容把握問題。昨年度と変更はなし。
  • 第1問の問6では、例年通りのイラストや地図ではなく、対話の内容に合うグラフを選ぶ問題が出題された。
  • 第4問A・Bで共に最後の問題が、全体の内容を踏まえて解答する問題だった。

出題形式

  • 出題形式に変更はなし。

難易度(全体)

  • グラフを選択する問題が1問出題されたことを除けば問題形式はほぼ昨年度と同様だが、やや音声が聞き取り辛い設問が見られた。対話の応答となる選択肢が難しくなり、全体の難易度は昨年度よりやや難化した。

設問別分析

第1問 (12点満点)

配点 出題内容 難易度
12 対話内容把握(本文180語/設問選択肢107語) 標準

形式は昨年度とほぼ同様で、男女による30語程度の短い対話文を聞き、問いの答えとして最も適切なものを選ぶ問題が出題された。イラスト問題が1題に減り、対話を聞いて正しいグラフを選択させる問題が出題された。計算を要する問題、話者の意図を聞き取る問題2題の構成は昨年度と同様である。聞き取る英文・選択肢の語数ともに20語程度増加し、skyscraper「超高層ビル」、split「~を分割する」など少し耳慣れない単語が出ており、やや難化した。

第2問 (14点満点)

配点 出題内容 難易度
14 対話完成(本文171語/設問選択肢139語) やや難

形式は昨年度と同様で、男女による20~30語の対話を聞き、最後の発言に対する応答として最も適切なものを選ぶ問題。問11は倍数表現の理解が問われ、また選択肢のthe other way around「反対」もやや難しかったと思われる。設問全体として最後の質問に対する応答を選ぶという単純な問いではなく、対話の状況をよく理解する必要がある。また、対話の応答となる選択肢も単純なものが少なくなった。昨年度同様、聴解力だけでなく読解力も要求されている。難易度は昨年度よりやや難化した。

第3問 (12点満点)

配点 出題内容 難易度
A6 対話内容把握(本文147語/設問選択肢76語) 標準
B 6 対話内容把握「2日間の観光予定」(本文150語/設問選択肢70語) 標準

Aは男女による50語程度の対話を聞き、設問の答えとして最も適切なものを選ぶ問題。昨年度と形式は同様。対話の状況・場面は身近なもので想像しやすかったと思われるが、特に問15は設問の意味をよく汲み取らないと誤りの選択肢を選んでしまう。難易度はほぼ昨年度並み。Bは問題冊子に印刷されている地図を参考にしながら、150語程度の男女の会話を聞いて質問に答える形式。ポスターが題材となった昨年度より少し情報処理に手間がかかるが、設問の難易度は昨年度並みである。

第4問 (12点満点)

配点 出題内容 難易度
A6 モノローグ内容把握「日本での寮生活を振り返って」(本文200語/設問選択肢103語) やや難
B 6 対話文内容把握「留学の手引き作成についての会話」(本文293語/設問選択肢82語) 標準

Aはやや長めの文章を聞き設問に答える問題。選択肢の語数が昨年度から微増した。dormitory「寮」という単語を知らないと場面把握が難しいだろう。問22は昨年度にはなかった本文のタイトルを問う問題で、やや難しい。Bは昨年度と同様、3人の会話を聞き設問に答える問題。語数は全体で昨年度より微増。問23は発言の内容を数語で要約した選択肢となっており、語句の意味をよく考える必要がある。また、問25では会話全体の内容を踏まえて解答する問題が出題された。A・B総合すると難易度は昨年度並み。

大学入試センター試験平均点(過去5年分)

年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度
平均点 28.11点 30.81点 35.39点 33.16点 31.45点
ADOBE READER ダウンロード

PDFファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社が配布しているAdobe Reader(無償)が必要です。
Adobe Readerをインストールすることにより、PDFファイルの閲覧・印刷などが可能になります。