平昌リポート

韓国版新幹線「KTX」がおすすめ…仁川から平昌へ

  • 韓国版新幹線と呼ばれる高速鉄道「KTX」
    韓国版新幹線と呼ばれる高速鉄道「KTX」

 東京から航空機を使って平昌(ピョンチャン)オリンピックを見に行こうと思うと、仁川(インチョン)金浦(キムポ)のどちらかの国際空港に着陸することになる。ソウルで観光するだけなら、移動時間や利便性の観点から距離的に近い金浦空港に軍配が上がるだろうが、平昌あるいはその先の江陵(カンヌン)までの移動を考えると、仁川空港がおすすめだ。ここでは、仁川空港から韓国版新幹線とも呼ばれる高速鉄道「KTX」を利用する方法を紹介してみたい。(読売新聞 笠井智大)

 アシアナ航空で仁川空港に降り立ったのは平日の午前9時前。韓国国内の滞在時間をできるだけ長くしたくて、午前6時過ぎに羽田空港から出国した。ただし、到着ゲートが広大なターミナルの端だったため、空港内でそれなりの移動時間を要したのも事実。

  • 往来が途切れない仁川国際空港の到着ロビー
    往来が途切れない仁川国際空港の到着ロビー

 仁川空港ではオリンピック開幕に合わせて、1月18日から第2旅客ターミナルの供用が開始され、大韓航空など4社が第1ターミナルから移転した。

 現地紙の報道によると、情報通信技術(ICT)を活用してチェックインや乗り継ぎなどで時間短縮を実現したという。残念ながら、取材したのはその数日前だったので、第2ターミナルの詳細は次回に回したい。

  • 「KTX」の改札口を示す仁川国際空港の案内板
    「KTX」の改札口を示す仁川国際空港の案内板

 KTXを利用するなら、あらかじめ乗車券をインターネットで購入しておくのがおすすめだ。大会期間中は直行便、乗り継ぎ便とも増便されるが、日時によっては満席も予想される。旧正月(今年は2月中旬)は韓国国内で大移動が起きるので、なおさら早めの準備が必要だ。

 KTXを運行する韓国鉄道公社「コレール」の公式サイトは日本語版もある。乗車日時や区間、人数などで列車を絞り込むと、購入可能かどうか確認できる。ただし、区間を指定する際、主要駅以外はアルファベットで検索することになるので、駅名の英語表記も知っておくと手続きが早いかもしれない。乗りたい列車(直通)が見つからなければ、「乗り継ぎ」の中から探そう。列車を指定したら、個人情報を入力し、クレジットカードで決済する。

  • 韓国の鉄道の基点、ソウル駅プラットホーム
    韓国の鉄道の基点、ソウル駅プラットホーム

 さて、仁川空港の出国ロビーに着いたら、「KTX」の看板を頼りに改札口へ。改札そのものはないので、そのままホームへ直行する。

 車内は落ち着いたブルー系でまとめられている。シートに座ると、日本の新幹線より前席との間がやや狭い印象を受けたが、窮屈さは感じなかった。クッションは柔らかめで、背もたれは日本より小さいかも知れない。同じ列車で特等席も選べるので、ゆったり座りたい方は検討してみては。

 行き先案内など車内の電光掲示板は日本語も表示される。車内放送も韓国語、英語、中国語に続いて日本語でも流れるので一安心。外の景色に目を移すと、大きめの窓が鉄道旅行のワクワク感を高めているのが感じられた。ただ、個人的に楽しみにしていた車内販売のワゴンが来なかったのは残念だった。

 ちなみに、スマートフォンで韓国の地図を見るなら、グーグル・マップより、韓国地図「コネスト」が断然おすすめだ。韓国に行くまでサイトの存在を知らなかったが、地名が日本語で表記されるだけでなく、タクシーや鉄道など交通手段の検索も充実している。もちろん、スマホ対応もしている。

<参考>

▽「コレール」(韓国鉄道公社)公式サイト
http://www.letskorail.com/ebizbf/EbizBfTicketSearch.do

▽KTX所要時間(※停車駅によって異なります)
・仁川国際空港駅―ソウル駅 約50分
・ソウル駅―平昌駅 約1時間半

▽運賃(※コレール公式サイトから。変更の可能性あり)
・ソウル―平昌 1万9700ウオン

▽韓国地図「コネスト」
https://map.konest.com/

2018年1月23日12:00 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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