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“恥ずかしがり屋のナオちゃん”小平主将が会見…一問一答

  • 結団式・壮行会を終え、笑顔で記者会見する日本代表選手団の小平奈緒主将(1月24日、東京都大田区で)=稲垣政則撮影
    結団式・壮行会を終え、笑顔で記者会見する日本代表選手団の小平奈緒主将(1月24日、東京都大田区で)=稲垣政則撮影

 平昌オリンピック日本代表選手団の小平奈緒主将(31)(スピードスケート女子・相沢病院)は24日、東京都内で開かれた結団式・壮行会後に記者会見し、「自分の競技に専念して私なりの大きな花を咲かせたい」と決意を述べた。オリンピック初出場となる選手たちに対しては「結果はゴールしてみないと分からないので、自分の最高の姿をそれぞれの舞台で表現してもらえれば」と気配りも見せた。一方、壮行会でゲストアーティストのAIさんが歌った応援ソングに涙を流したことなどを明かした。

 主な一問一答は、以下の通り。

 冒頭あいさつ
 平昌大会の(日本代表の)テーマは「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」だと思う。それぞれの競技ですごく活躍できる選手がいるので、それぞれの競技で、それぞれの場所で、皆さんが花を咲かせることができるといいと思う。私もその一員としてしっかりと自分の競技に専念して、私なりの大きな花を咲かせたい。そういった私も含めて選手のがんばりが、国民の多くの皆さん、世界中の皆さんの心に届くようにチームジャパン一丸となってがんばっていきたい。

 ―選手団の主将としての心境は?
 主将という役割が私自身に合っているかというと、そうではないと正直思っていて、小さい頃から本当に恥ずかしがり屋だし、今さら性格は変えられないというのはあるが、競技に向かう姿勢は他の選手に何か伝わるものがあるのではないかと思っているので、そこはしっかり自信をもって示していけたらいいのかなと思う。

  • 壮行会で入場行進する小平奈緒主将(前から2人目)
    壮行会で入場行進する小平奈緒主将(前から2人目)

 ―主将を引き受けた理由は?
 主将の打診が来た時には、正直ふさわしくないのかなと思った。3姉妹の末っ子ということもあり、昔から「恥ずかしがり屋のナオちゃん」と言われていて、あまり大勢の人の前に出ることも苦手だったので、私で務まるのかという思いだったが、昨年から成績も伴ってきて、今私にしかできない役目と思えた時、これからの学びにつながるというふうに考えたら、それは今私がやるべきことなのかなというふうに覚悟を決めることができた。

 ―女性主将は岡崎朋美さん以来。理想の主将像とは?
 理想としてはあまり構えることはないと思っていて、ただ自分のできることを最大限示すこと、それに徹することだと思っている。

 ―平昌大会のメダル獲得への思いを。
 オリンピックが終わって、ふたを開けてみないと分からないのが正直なところだが、それまでの準備をしっかりして、結果ではなくて、中身のある熱いレースができるようにみんなが準備してくれたらいいのなかと思う。

  • 壮行会の会場をひときわ沸かせたAIさんのライブ=笠井智大撮影
    壮行会の会場をひときわ沸かせたAIさんのライブ=笠井智大撮影
  • 感極まり目頭を押さえる小平奈緒主将(右)。左は高梨沙羅選手=松田賢一撮影
    感極まり目頭を押さえる小平奈緒主将(右)。左は高梨沙羅選手=松田賢一撮影

 ―きょうの壮行会で勇気をもらえたか?
 たくさんの子どもたちがたくさん練習してきた応援を発揮してくれたので、本当に心に響いて勇気をもらったし、アーティストのAIさんにもすごく力強い歌を届けていただいた。ちょっと早いが、涙を流してしまった。

 ―平昌大会がオリンピック初出場となる選手に伝えたいことは?
 よくオリンピックは特別な舞台と言われるが、目的が何かということは他の試合とさほど変わりがないというか、自分の信念がオリンピックでしっかり出せればいいと思うので、あまり特別なものと思わず、今自分が何をしたいかというところに集中を持っていくのがいいと思う。初出場の選手の皆さんには、結果がどうなるかはゴールしてみないと分からないので、今の自分の最高の姿をそれぞれの舞台で表現してもらえればいいと思う。

 ―髪形を変えた心境は?
 オリンピック前にいつもお世話になっている美容師の方に、その方のオリンピックだと思って表現していただいた。私はそれを受け入れるだけで(笑)。

 ―ソチ・オリンピック当時と比べて自分の何が成長した?
 ひと言で言えば、覚悟かなと思っている。いろんな経験を通して覚悟することで勇気が生まれるということを実感した。今回の主将という大役も含めて覚悟をもって臨みたい。

 ―今思い浮かぶ漢字を一文字で表すと?
 五輪の「輪」と思っている。それはやはり応援してくれる方々、今まで支えてくれた方々、周りにいる方々、画面を通して応援してくれる方々が、一つになるのがオリンピック。それが「輪」だと思う。

 ―ロシアのドーピング問題や北朝鮮問題などが絡み、選手としては予想不可能なこともある。そういう思いをどうまとめていく?
 すごく難しい質問だ。ドーピング問題に対しては、やはりフェアプレーということがすごく大事になってくるので、私たち自身が競争相手を敬い、お互いに高めあう精神を忘れないということをもって臨むことが大切だと思う。北朝鮮問題は政治の問題にもなるので、歴史的背景をしっかり理解したうえで、オリンピックという舞台は平和の祭典なので、まずはそこでしっかり世界が平和であることを、私たちがスポーツで示すことができればいいなと思っている。

 ―長野オリンピックから20年。主将としてオリンピックを迎える心境は?
 幼い頃、長野オリンピックを見た時は、まさかオリンピックという舞台で、しかも私が日本選手団の主将になるということは本当に想像できなかった。ただ、長野オリンピックを見た時の感動が、一年一年、この私を成長させてくれたのかなと思っている。長野オリンピックで私が見た清水宏保選手、岡崎朋美選手が見た景色を、今度は私の目から見ていたいという思いだ。

2018年1月24日20:00 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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