女子「二枚看板」表彰台逃す…W杯開幕戦

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)は1日、ノルウェーのリレハンメルでジャンプ女子の今季開幕戦となる個人第1戦(HS98メートル、K点90メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)は93メートル、89メートルを飛び、合計252・0点の4位で3季ぶりに開幕戦を勝利で飾れず、男女を通じて歴代単独最多の54勝目は持ち越しとなった。

 伊藤有希(土屋ホーム)は5位。マーレン・ルンビ(ノルウェー)が計271・5点で通算5勝目を挙げた。勢藤優花(北海道ハイテクAC)は15位、岩渕香里(北野建設)は16位だった。

 2日は複合団体第1戦が行われ、加藤大平(サッポロク)、山元豪(ダイチ)、渡部暁斗(北野建設)、渡部善斗(同)で臨んだ日本は5位だった。優勝はノルウェー。距離男子スプリント・クラシカル(1・5キロ)で宮沢大志(ひろゆき)(ジェイアール東日本スポーツ)は予選で敗退した。

高梨4位、欧州勢の技術向上

 高梨は4位、伊藤は5位。昨季W杯で圧倒的な力を見せた日本の二枚看板は、開幕戦の表彰台に立てなかった。そろって出場したW杯でいずれも3位以内を逃すのは、昨年2月以来、2季ぶり。まだ2人とも本調子とは言えなさそうだが、海外勢の成長が際立った第1戦となった。

 昨季行われた19戦のうち、高梨は9勝、伊藤は5勝を挙げ、個人総合1、2位を分け合った。その2強が出遅れた。高梨と伊藤がK点越えをそろえられなかったのに対し、優勝したルンビは最長不倒の96メートルの大飛躍を2本続けた。2位のカタリナ・アルトハウス(独)も2回ともK点を越え、安定感を見せつけた。

 昨季の開幕戦と比べ、スタート位置はおおむね3段ゲートが下がり、助走速度は出にくく、飛距離も伸びにくくなった。それでも上位の欧州勢は、その影響を感じさせないほどパワーも技術も底上げされた印象だ。

 日本勢は技術で優位に立ってきたが、「踏み切りの精度、空中の通過の仕方、飛距離を飛んだ時のテレマーク姿勢。レベルが上がっていると感じた」と高梨。また一つ上のステージへ進んだ女子ジャンプ。本格的な平昌五輪シーズンは、より厳しさを増して開幕した。(リレハンメル 増田剛士)

2017年12月3日06:00 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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