東京2020アイディアソン

車いすバスケを身近に ~アイデアソン入賞作品を紹介

 全国の学生がテクノロジーを使ってパラリンピックを盛り上げるアイデアを競い合うイベント「東京2020アイディアソン」(実行委主催)が27日に行われた。車いすバスケットボールの観客増、ファン拡大を目指した全10チームの中で、見事入賞した3チームのアイデアと各チームの参加者のコメントをまとめた。

グランプリ賞 チーム「0点」(4人)

  • チーム「0点」のメンバー
    チーム「0点」のメンバー

 ゴーグル型端末を使ってVRの世界で車いすバスケの迫力を体験、車いすには迫力を振動で伝える仕組みも搭載する。車いす1台分のスペースがあれば街角でも駅でも、どこでも体験会を行うことができる手軽さが売り。

 山口大理学部4年の岩政翔大(22)さん「僕たちのチームメンバーのアイデアは、中間投票(※各自のイラストへの投票)の時点では1票も集まらなかったので、『チーム0点』だった。そこからアイデアを磨き、多くの人が競技の魅力を知るきっかけとして、気軽にできる体験会に注目した。映像、音や振動など五感で楽しんで現地に足を運んでもらいたい」

 フェリス女学院大国際交流学部2年 川田莉子さん(19)「スポーツにあまり興味がなくても、競技や選手のことを知ると面白くなるし、迫力を体験できればすごい、楽しいと感じて競技場に行こうかな、という気持ちになるのでは。その第一歩になればうれしい」

 日本車椅子バスケットボール連盟の小瀧修専務理事「体験会は知名度の向上とファン拡大に効果があり、我々もこれまで実施してきたが、開催場所が限られ、車いすを何十台も運ぶなどの負担があった。気軽に実行できるのは非常に魅力的だ」

スポンサー賞 チーム「幸せになりたい」(4人)

  • チーム「幸せになりたい」のメンバー
    チーム「幸せになりたい」のメンバー

 客席の応援を盛り上げるスマホを使ったおもちゃ「スマホくるくる」を使用。スマホのアプリで事前に選手名を登録し、「くるくる」にスマホをはめ込む。おもちゃは試合会場のいすに取り付けられ、観客が試合中におもちゃを回すと回転数に応じて「応援ポイント」がたまる。会場全体のポイント数によって選手の応援歌が会場に流れる。

専修大ネットワーク情報学部3年 藤吉真愛さん(22)「ただ見ているだけでなく、感動を与えてくれる選手に感謝の気持ちを返せないかと考えた。応援の仕方がわからない初心者でも、一体感を感じられる仕組みを作りたかった」

参加者投票賞 チーム「パラパラファンタスティック」(4人)

  • チーム「パラパラファンタスティック」のメンバー
    チーム「パラパラファンタスティック」のメンバー

 試合会場に近づくに連れて、スマホアプリの動画が完成する「パラパラコレクション」で、会場への道のりも楽しめるように。動画が完成すると会場で選手のカードがもらえ、ほかの観客とつながるとあらたな動画を楽しめるなど、ファン同士の交流も促進する。

 早稲田大文化構想学部3年 服部圭さん(20)「埼玉県熊谷市まで試合を見に行った時に遠いなと感じて、この時間もワクワクできればどこに会場があっても観客は集まるのでは、と思った。パラリンピックのような国際大会は日本全体がチームメート。知らない人同士でも一緒に楽しめるような仕掛けを作りたかった」

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