「戦闘」文言、厳しい治安情勢記載…イラク日報

  • イラクの日報問題に関して、弁護士の上田広一氏と面談を終えて記者の質問に答える小野寺防衛相(中央)(16日午後5時48分、防衛省で)=佐々木紀明撮影
    イラクの日報問題に関して、弁護士の上田広一氏と面談を終えて記者の質問に答える小野寺防衛相(中央)(16日午後5時48分、防衛省で)=佐々木紀明撮影

 防衛省は16日、「存在しない」と説明してきた陸上自衛隊のイラク派遣時の日報を公開した。2004年1月~06年9月の計435日、1万4929ページ分。公開部分には「戦闘」という文言が複数箇所あった。陸自が活動拠点としたイラク南部サマワ周辺は「非戦闘地域」とされていたが、現地の厳しい治安情勢が記載されていた。

 小野寺防衛相は16日、防衛省で記者団に「イラク復興支援特別措置法に基づいて活動していたという認識に変わりはない」と述べ、派遣自体に問題はなかったとの考えを示した。防衛省幹部は「散発的な小競り合いであり、国際的な武力紛争ではない。イラク派遣の適法性や正当性は揺らがない」と指摘した。

 公開された日報は、陸自研究本部(現教育訓練研究本部)や陸上幕僚監部衛生部などで保管されていた。復興支援にあたる実動部隊のイラク復興支援群が370日分、現地機関との連絡調整を担ったイラク復興業務支援隊が26日分、撤収作業にあたったイラク後送業務隊が39日分だった。外国軍から提供された情報などは黒塗りで開示した。

  • 防衛省が公開したイラク派遣部隊の日報(16日)=佐々木紀明撮影
    防衛省が公開したイラク派遣部隊の日報(16日)=佐々木紀明撮影
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2018年4月16日21:18 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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