生態不明の「オオグチボヤ」、国内数回目の展示

  • 半透明の体を持つオオグチボヤ(14日、魚津水族館で)
    半透明の体を持つオオグチボヤ(14日、魚津水族館で)

 富山県魚津市三ヶの魚津水族館で13日から、ホヤの仲間のオオグチボヤが展示されている。

 同水族館によると、展示は国内で数回しか行われたことがなく、珍しいという。

 展示された個体は富山湾魚津市沖の水深約300メートルの刺し網にかかっていたところを漁師に発見された。半透明の体で体長約25センチ。体上部の口に当たる部分を大きく開けて水を吸い込み、プランクトンなどの餌を食べるという。通常は深海の岩などに付着して成長するが、この個体はビニール袋に付着していた。

 オオグチボヤは富山湾の海底に群生していることが確認されているが、生態はまだよくわかっていない。これまで同水族館と新江ノ島水族館(神奈川県)、アクアマリンふくしま(福島県)でしか展示されたことがないという。

 長期飼育は難しいといい、同水族館飼育員の木村知晴さんは「生きた状態のオオグチボヤを見られる機会は貴重。ぜひ見に来て」と話していた。

2018年4月16日15:25 Copyright © The Yomiuri Shimbun