正倉院展58件公開 10月28日~11月13日

  • 第69回正倉院展に出展される緑瑠璃十二曲長坏
    第69回正倉院展に出展される緑瑠璃十二曲長坏

 奈良国立博物館(奈良市)は2日、「第69回正倉院展」を、10月28日から11月13日まで開催すると発表した。異国情緒あふれる西域風のガラス器「緑瑠璃十二曲長坏みどりるりのじゅうにきょくちょうはい」=写真=など58件(初出展10件)を公開する。

 「緑瑠璃十二曲長坏」は濃い緑色をした細長い楕円だえん形の器(長さ22・5センチ)で、縁が波打つような形。表面に、チューリップに似た草花文やウサギの姿が表されている。西アジアの意匠と中国の技巧で作られた名品だ。このほか、聖武天皇遺愛の品とされ、ペルシャ風の巻き角の羊が描かれた「羊木臈纈屏風ひつじきろうけちのびょうぶ」や、象牙や水晶などで豪華な装飾を施したゲーム盤「木画螺鈿双六局もくがらでんのすごろくきょく」など、国際色豊かな天平文化を象徴する宝物がそろう。

 読売新聞社は、正倉院展に特別協力します。関連事業などの詳細は後日、お知らせします。