正倉院で「開封の儀」…勅封解き、宝庫の扉開く

  • 「開封の儀」で宝庫に向かう関係者ら(4日午前、奈良市の正倉院で)=宇那木健一撮影
    「開封の儀」で宝庫に向かう関係者ら(4日午前、奈良市の正倉院で)=宇那木健一撮影

 聖武天皇の遺愛品などの宝物を納める奈良市の正倉院で4日、年に1度、勅封を解いて宝庫の扉を開ける「開封の儀」が行われた。

 12の曲線で形作られた濃緑色のガラス器「緑瑠璃十二曲長坏みどりるりのじゅうにきょくちょうはい」など58件が、28日~11月13日に同市の奈良国立博物館で開かれる「第69回正倉院展」(奈良国立博物館主催、読売新聞社特別協力)で公開される。

 西川明彦・宮内庁正倉院事務所長や松本伸之・同博物館長ら15人が、口や手を水で清めた後、六つの扉の鍵に付けられた麻縄の封を切った。11月30日の「閉封の儀」まで、宝物の点検や調査、防虫剤の入れ替えが行われる。