初の衆院選 1票の重さ実感

ジュニア記者の先輩たち

 10代がはじめて参加さんかして投開票とうかいひょうが行われた22日の衆院選しゅういんせん。結果は与党よとう自民党じみんとうの大勝でした。ジュニア記者の先輩せんぱいたちに集まってもらい、1票を投じた感想かんそうなどについて語ってもらいました。

改憲・消費税・少子化など関心

 ――まず、初めて衆院選で投票した感想を聞かせてください。

 小黒夏子おぐろなつこ(18歳、高3) 私の初の国政こくせい選挙でした。接戦せっせんつたえられた都内の選挙区で、選挙特番とくばんをハラハラしながら見ましたが、私が投票した候補こうほ無事ぶじ当選しました。選挙権せんきょけんあたえられて、テレビのニュースや新聞により興味きょうみを持つようになりました。

 田中友海ともみ(19歳、大1) 投票当日はアルバイトがあったので、期日前投票をしました。緊張きんちょうのあまり書きそんじてしまい、新しい投票用紙をもらいました。現職げんしょくの候補に投票し、その人は当選しました。積極的支持せっきょくてきしじというより、失言しつげん失敗しっぱいがなかったから。そういう人が貴重きちょうに感じられるくらい、現職議員の失言やスキャンダルが多かったですよね。

 ――候補者や政党選びでは、何に注目しましたか。

 藤川桃衣ふじかわももえ(18歳、大1) 憲法改正けんぽうかいせいへの考え方に注目してえらびました。私が投票した人が当選し、1票の重みを実感しました。

 中村知寧ともね(18歳、大1) 大学進学とともにアルバイトを始め、お金の重みを感じるようになったので、消費税しょうひぜい問題に目を向けて投票しました。

 酒井琴音ことね(19歳、大1) いずれ母親になるのかなと思い、子育て施策しさく重視じゅうししました。少子高齢化こうれいかが進む中で、目先のことだけでなく、将来しょうらい見据みすえた考え方の人に投票しました。

 金子萌絵もえ(18歳、大1) 私も子育てに注目しましたが、全般的ぜんぱんてきにぼやけた政策せいさくが多く、説得力せっとくりょくけていた気がします。街角まちかど街宣車がいせんしゃの声や選挙演説えんぜつを聞いても、表面的な、いい話ばかり。きちんと政策を語ってくれれば、足を止めて聞くのに。

 ――10代に選挙権が与えられると決まってから、投票に向けて何か準備じゅんびしましたか。

 藤川 ジュニアプレスの取材しゅざいで、高2のときに総務省主催そうむしょうしゅさい啓発けいはつイベントに参加し、架空かくうの地方自治体じちたいの首長を選ぶ模擬もぎ選挙を体験しました。資料しりょうから候補者を選び、投票するという経験けいけんが役立ちました。

 金子 私は高校の授業じゅぎょうで体験した模擬選挙が、やはり役立ったと思います。

 中村 私の高校では、そうした授業はなかったけれど、模擬選挙をしている高校の様子をテレビで見ました。各政党のマニフェストを書き出してディベートしたりする本格的ほんかくてきな授業で、勉強になりました。

 酒井 住民票をうつさず下宿している人もいます。ただ、不在者ふざいしゃ投票をするとなると、手続てつづきがかなり煩雑はんざつだと聞きました。もっと簡単かんたんにすれば、若者わかもの投票率とうひょうりつは上がるのでは。

 小黒 友人の間では、選挙の話題で結構盛けっこうもり上がっていました。そういう話題を持ち出すと「うざい」と言われるかと思っていたけど、そうでもないと感じました。

 (高2・松原彩まつばらあや、高1・西沢桃佳にしざわももか益子百花ますこももか記者)

「同世代 投票所に行こう」

 大阪府おおさかふ在住のOBにも電話で話を聞きました。

 蓮池遼太郎はすいけりょうたろう(19歳、大1) ぼく経済けいざい政策を重視しました。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用して、有権者の心をうまくつかんだな、と感じさせた党もありました。ただ、そのように情報じょうほう素早すばや拡散かくさんする時代だけに、政策以前の感情的かんじょうてき要因よういんで票の流れがくるくる変わる印象いんしょうがあり、気になりました。

 同世代の人には、「投票所に行こう」と言いたいです。行くうちに、政治に関心もよくも出てくると思う。行かないと、「関心ないのね」と、僕ら世代のことが政治から切りてられるのではないでしょうか。