経済

グリコのビスコが本棚に並んだりするデザイン展

読売新聞専門委員 東一真

 おなじみの食品メーカーや生活用品メーカーが、新たなデザインのパッケージの製品を、都内で開かれているデザイン展で発表している。どんな展覧会? その前に、いくつかの例を見てみよう。

亀田製菓 「KAKITANE」

 ご存知「柿の種」のリニューアル版。若い女性にも「かわいい」「おいしそう」と思ってもらえるようにデザインした、という。おじさん臭さが見事に抜けていますね。ただ、デザイン展のコンセプトモデルで、発売予定はないという。


江崎グリコ「ビスコ CHARGE」

 ビスコは1933年に発売され、80年以上も続く長寿商品。本をイメージしたパッケージで、小さな本棚に納めた。これも、発売予定なし。


サッポロビール「ホワイトベルグを楽しむ冷蔵庫ストッカー」

 8缶入りの包装資材がそのまま冷蔵庫ストッカーとして利用できる。ひとつ取り出すと次の缶がゴロゴロと出てくるので、取り出すのが楽しくなる? 2017年春に発売予定。


カゴメ「Refresh Squeeze Pink Grapefruit Mix」

 ピンクグレープフルーツ味の野菜・果実ミックス飲料。「元気の原石」をコンセプトに、宝石をイメージしたデザインという。17年2月発売予定。


マルコメ「おみそしるのうた♪」

 粉末タイプのインスタントみそ汁。20食入り。「軽やかで、あたたかみがあって、楽しい気分になるパッケージを目指した」そうだ。11月中旬に発売予定。


日清食品「カップヌードルストッカー」

 カップヌードル三つをきれいに収納できるストッカー。下からスポンと引き抜いて取れる。デザインは2種類。11月発売予定。

 

 以上、6点見てきましたが、どれもデザイン展に出すだけあって、きれいですね。

 さて11月6日まで、赤坂の東京ミッドタウンで、「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」というデザインイベントが開かれている。その1コーナーとして「暮らしになじむLOHACO展2016」という展覧会がある。今ここで紹介した写真は、同展で展示されている48点から選んだ。

 LOHACO(ロハコ)とは、アスクルが展開する生活用品通販サイトの名前だ。店頭で売る製品の場合、売り場で目立つ必要があるためパッケージデザインはインパクトの強い色を使うことが多い。しかし、通販の場合、もっとおとなしいデザインでもよい。このためアスクルではメーカーに対して「暮らしになじむデザイン」の開発を呼びかけていて、賛同するメーカーを集めて昨年からデザイン展を開いている、というわけだ。

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