経済

「お茶づけ海苔」の浮世絵カードが復活する

読売新聞専門委員 東一真

 永谷園はこのほど、「お茶づけ海苔(のり)」シリーズの商品に、「東海道五拾三次」カードの封入を実に約20年ぶりで復活すると発表した。

 「おっ」と反応した人は、間違いなく昭和生まれでしょう。筆者もよく覚えているが、永谷園の「お茶づけ海苔」にはかつて、浮世絵のカードが1枚入っていた。子供心に「えらく地味な絵だなあ」と思って見ていた覚えがある。

 それは、仮面ライダースナックに付いた仮面ライダーカードとは違って、一時的な企画ではなかった。筆者の物心ついたころから大人になった後までずいぶん長い間、カードが入っていた記憶がある。でも気が付くと、いつの間にか、カードが付かなくなっていた。あれはいつごろのことだろう?

 永谷園によると、「お茶づけ海苔」など主要商品にカードを封入していたのは、1965年(昭和40年)から1997年(平成9年)まで、足掛け33年間。やはり、ずいぶん長い間、出していたのでした。

 この間、「東海道五拾三次」シリーズから徐々に種類を増やして「喜多川歌麿(うたまろ)」「東洲斎写楽」「富嶽(ふがく)三十六景」など浮世絵もの、「ルノワール」「印象派」など西洋絵画もの、あるいは「竹久夢二」シリーズなども出していた。

 2020年東京五輪を控え、日本の文化に注目が集まっているため、復活したという。11月出荷分からカードを入れており、店頭では順次カード入りに切り替わっていくという。

 かつては、カードに付いている応募券を集めて応募すれば「東海道五拾三次」などのカードセットが抽選で当たるプレゼントもあったが、今回のカード復活にあわせて、プレゼントも期間限定で復活する。

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