米、南シナ海で「航行の自由作戦」…領海入らず

 【ワシントン=大木聖馬】米CNNテレビは10日、複数の米国防当局者の話として、米海軍のイージス駆逐艦が同日、南シナ海のパラセル(西沙)諸島の周辺海域で航行の自由作戦を実施したと報じた。

 トランプ政権が南シナ海で同作戦を実施するのは4回目。同諸島の領有権を主張する中国をけん制する狙いがある。

 CNNによると、駆逐艦「チェイフィー」が、中国が領有権主張に利用している基線の中の水域を航行したという。領海にあたる12カイリ(約22キロ・メートル)内は航行しなかった。米国防総省の報道担当者は10日、本紙の取材に「航行の自由作戦は定期的に続けており、今後も実施していく」と語った。

 トランプ政権は、北朝鮮への対応を巡って中国に協力を求めているが、南シナ海での航行の自由作戦は、北朝鮮問題とは切り分けて実施していく方針だ。